シクロクロスのタイヤ選択について その① 千葉店/松本


どうも!ぴろすぃ~です。
今回はシクロクロスのタイヤについてつらつらと書いていきます。

自分はもちろん社内では川チュン、サトショ、マキトも参加している【シクロクロス】

おおよそ未舗装路を走るこのレースではタイヤの選択が重要です。
理由はいたって単純で、車が雪道ならスタッドレスタイヤを履くように
この路面コンディションならこのタイヤがいい!というものがシクロクロスにはある程度存在するからなのです。

そこで今回は迷えるシクロクロッサー達の参考資料になるように!?
自分なりの考えや使用歴のある機材について何回かに分けてまとめていきたいと思います。


↑チューブレス使用


①タイヤシステム
さて、最初から難しいお題ですがタイヤシステムのお話からです。
現在のレース現場で使用されているのはチューブレスとチューブラーの2種類が主です。

先に結論から言うと絶対性能が高いのはチューブラーだと断言していいと思います。
かくいう自分は2024年の12月からチューブラータイヤを使用し始めまして、
その性能の良さに惚れたこともありますが、もっと説得力の高い単純明快な理由があります。それはひとえにヨーロッパ本場のトップカテゴリーのレースでは
チューブラーの使用率が100%だからです。

チューブラータイヤ使用

直近ですとタイヤインサートの登場により、
安定した運用ができるようになりつつあるチューブレスですが
本場のレースに耐えうる性能にはまだ届いていないようです。
仮にチューブレスの性能がチューブラーに届いているか、
それ以上ならばチューブレスで走る選手がいるはずだからです。

国内で使用する目的に絞った目線で見ていきましょう。
まず、チューブレスかチューブラーかの選択の仕方ですが以下の要素で決まります。
・予算
・手持ちのロード機材等を流用したい
・メンテナンスを自分でできるorできない

上から順に行くと予算からですね。
シクロクロスをメイン競技として行っている川チュンや自分は頑張って予算を割いていますが
他の方はどうでしょうか?例えばロードのオフトレとしてシクロクロスに取り組みたい方などは
ある程度の予算内で収めたい気持ちが大きいと思います。

お次は手持ちの機材を流用したいかどうかです。
予算にもある程度紐づいてきますが今持っているけど
使っていないホイールやコンポをシクロクロスに使えれば予算が浮くよね...
などなどいろいろなご事情があるかと思います。

最後は自分でメンテナンスができる(したい)環境を作る気持ちと準備があるかどうかです。
チューブラー、チューブレスともに作業方法を覚えるまでが意外と大変です。
ショップに全て任せるにしても、また予算の問題が上がってきますよね?

上記3つは割と密接に関係なのです。
さて、ここまで来て気が付いたことがありませんか?
そうです、予算と手間が割ける方はチューブラー一択なのです。

逆にチューブレスを選ぶべきなのは以下に当てはまる方です。
・予算はある程度抑えたい
・手持ちのチューブレス対応ホイールを使いたい
・チューブラーのタイヤ運用、メンテナンスが面倒だと感じる方

基本的にチューブレスタイヤはチューブラータイヤより安いので予算を抑えることができます。
近年のロードバイクホイールはチューブレス対応のものが多いため
完成車外しでチューブレス対応のホイールが余っていたり、中古で安く出ていたりと
チューブラーよりも選択肢が多いことも理由の一つでしょう。
また、タイヤの交換がチューブラーよりも難易度が低いことが運用のしやすさを向上させています。
上記が当てはまる方はチューブラーよりもチューブレスがおすすめなのではと考えています。

まずは自分がどちらのタイヤシステムを使用したほうがいいのかを考えてみることで
予算面、運用面での発見があるかもしれないですね。

今回はここまで!
次回はチューブレスを選ぶ場合のイロイロを解説します。
それでは!